アクティブ型赤外線センサは、投光部から照射された赤外線の反射光を利用し、非接触で人体や物体の存在を検出することができます。測距センサと近接センサの2種類があり、下記のような特徴があります。
測距センサは、三角測量の原理を採用しており、受光部に入る光の角度から対象物までの距離を算出することで人体を検出します。
検出物体の色や反射率の影響を受けにくく、検出物体の存否を検出し、さらに搭載したマイコンにより信号処理を行うことで、微動する人体と完全に静止した物体との判別も可能にした画期的なセンサです。
デスクに着座する人体と椅子の背もたれ、あるいはトイレに着座する人体と便座蓋などの判別が可能となり、パソコン、デスクライト、トイレ便座のような様々な機器の省エネに貢献する最適なセンサです。
近接センサは、受光部に入る光の量の変化により検出します。
測距センサと比較して視野が広く、また構造が簡単なため安価に構成することが可能です。
トイレ、会議室、キッチンの照明や換気扇のスイッチに活用できます。
非接触でスイッチをON/OFFすることで、衛生的に使用することができます。